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一日葬とは?流れや費用、注意点も併せて解説!

「家族や参列者の負担を抑えたい」という想いから、従来とは異なる形式を選ぶ方が多く、そのなかでも、短期間で執り行える一日葬を選択するケースが増えているそうです。

本記事では一日葬について以下の点を中心にご紹介します。

  • •一日葬とは
  • •一日葬の費用
  • •一日葬のメリットや注意点

一日葬について理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。

 

一日葬とは?

一日葬は、通夜を行わず、葬儀、告別式、火葬までを1日で執り行う形式の葬儀を指します。従来のように2日間にわたって通夜と葬儀を行うスタイルに比べて、時間的・体力的な負担が少なく、費用を抑えられる点が特徴です。 特に近年では、高齢の参列者が多い場合や、遠方からの親族の負担を軽減したいという理由から、一日葬を選ぶ方も少なくないとされています。一方で、通夜を省略するため、弔問の機会が減り、宗派によっては理解を得にくい場合もあります。そのため、事前に菩提寺や親族と相談のうえで形式を決めることが大切です。

 

一日葬の流れ(亡くなった日の当日)

一日葬は、通夜を行わず葬儀、告別式、火葬を1日で執り行うため、準備から当日の進行までを効率的に進める必要があります。 ここでは、ご逝去直後から葬儀当日までの主な流れを紹介します。

 

●ご逝去の確認

家族が亡くなられた際は、まず医師による死亡の確認が行われます。医師は診察のうえで死亡診断を行い、死亡診断書”または死体検案書”を発行します。これらの書類は、火葬や埋葬の申請や各種行政手続きに必ず必要となる重要な書類です。

死亡診断書や死体検案書が発行されないまま手続きを進めようとすると、法的には生存扱いとなり、年金や税金などの手続きに支障が出る場合があります。発行後は、今後の手続きに備えてコピーを保管しておくとよいでしょう。

 

●葬儀社へ連絡

逝去の確認後は、速やかに葬儀社へ連絡を行います。亡くなられてからわずかな時間で葬儀の依頼や搬送手配を進める必要があり、気持ちの整理がつかないまま対応しなければならないこともあります。

そのため、事前に信頼できる葬儀社を決めておくことが大切です。あらかじめ連絡先を控えておけば、深夜や早朝の急な連絡にも落ち着いて対応でき、搬送や安置までの流れをスムーズに進められます。

 

●ご遺体の搬送

故人の搬送方法は、亡くなられた場所によって異なります。病院や施設でお亡くなりになった場合は、医師による死亡診断と看護師による処置が行われたのち、故人は一時的に霊安室へ移されます。ただし、長時間の安置は難しいため、葬儀までの安置先を早めに決め、葬儀社に搬送を依頼する必要があります。

葬儀社は多くの場合、24時間365日対応しており、夜間や早朝でも電話一本で寝台車の手配が可能とされています。病院で紹介された葬儀社に限らず、あらかじめ信頼できる葬儀社を決めておくことで、慌ただしい状況でも落ち着いて対応できるでしょう。

 

●ご遺体の安置

葬儀社による搬送後、故人は希望の安置場所へと安置されます。一般的には、葬儀社の安置施設またはご自宅が選ばれることが多いようです。安置施設は温度管理や設備が整っているため、特別な準備をせずに安心して預けられる点が特徴です。一方で、ご自宅に安置する場合は、ドライアイスの使用や室内の温度管理など、故人の状態を保つための配慮が必要になります。

安置後は枕飾りが設けられ、お線香を手向けてお見送りの準備を整えます。必要な道具や手順は葬儀社が案内してくれるため、不安なことがあればその場で確認しておくとよいでしょう。

 

●葬儀社と打ち合わせ

安置後は、葬儀の流れや日程、内容を決めるための打ち合わせを行います。担当のスタッフが家族の希望を丁寧に伺いながら、式場やプラン、宗教者の手配などを進めていきます。

また、参列者への連絡や準備事項もこの段階で整理します。不明点があればその都度確認しながら進めることで、納得のいく葬儀が行えるでしょう。

 

●参列者へ連絡

一日葬は、式の規模や時間の都合により、参列できる人数が限られる場合があります。そのため、どの範囲の方に参列をお願いするかを、事前にご家族や親族と相談しておくことが大切です。また、参列が難しい方には訃報の際にその旨を伝え、後日あらためて弔問やお悔やみを受ける旨を添えてお知らせしましょう。あらかじめ丁寧に案内することで、誤解や行き違いを防ぐことができます。

 

●納棺

納棺は、故人さまをお棺にお納めする儀式で、葬儀のなかでも大切な時間のひとつです。家族が見守るなか、故人さまの身支度を整え、お気に入りの衣服に着替えさせたり、思い出の品をそっと添えたりします。

湯灌(ゆかん)やお化粧を施すこともあり、穏やかな表情で旅立てるよう整えられます。葬儀社のスタッフが丁寧に進行してくれるため、安心してお別れの時間を過ごすことができるでしょう。

 

一日葬の流れ(亡くなった日の翌日)

前日にご遺体の安置や打ち合わせなどを終えたあと、翌日は葬儀や告別式、火葬までを一日で執り行います。一日葬は、限られた時間のなかでも故人とのお別れを丁寧に行うことが大切です。

ここでは、告別式から火葬、そして精進落としまでの一連の流れを紹介します。

 

●告別式

告別式は、故人を見送るための大切な儀式で、一般的には1時間前後で行われます。開始時間は火葬場の予約に合わせて調整され、僧侶による読経や焼香など、宗旨や宗派によって式の進行が異なります。

家族中心の一日葬は、参列人数が限られるため短時間で執り行われることが多いようです。式の終わりには、家族が故人さまを囲み、お花や思い出の品をお棺に納めてお別れのひとときを過ごします。

 

●出棺

告別式が終わると、故人を火葬場へとお送りする出棺の儀が行われます。出棺の前には、喪主が参列者へ感謝の言葉を述べるのが一般的だとされています。

仏式の一日葬では、出棺の前後に繰り込み法要として初七日法要をあわせて行うことがあります。近年は、日程の都合などから葬儀当日に初七日を執り行う形が主流となっており、告別式から火葬までを一連の流れで進めることが多い傾向にあります。

 

●火葬

出棺後、霊柩車で火葬場へ向かい、火葬と収骨が行われます。火葬からご遺骨を骨壷に納めるまでの時間は、おおよそ1~2時間程度が目安です。火葬の開始時刻は、葬儀の申し込み時に火葬場の空き状況を確認し、予約された時間に合わせて進行します。

 

●精進落とし

葬儀後に親族や関係者が集まり、故人を偲びながら食事を共にする場を、精進落としといいます。かつては四十九日法要を終えた後に行うものでしたが、近年では葬儀当日に初七日法要とあわせて行うことが多い傾向にあります。

この食事の席は、故人への感謝とお世話になった方々へのお礼を伝える大切な時間です。献立には特別な決まりはありませんが、お祝い事を連想させる料理は避け、年齢層を問わず食べやすい和食中心の内容が選ばれることが多い傾向にあります。参加人数に応じてお膳や弁当形式で準備し、ゆっくりと故人を偲ぶひとときを過ごします。

 

一日葬の費用

一般的な葬儀に比べて、一日葬は費用を抑えやすい形式とされています。全国的な平均では約45万円前後(火葬料込み)といわれ、内容や地域によって差はあるものの、通夜を行わない分の飲食費や人件費がかからないことが特徴です。

費用の主な内訳は、以下の4つに分けられます。

1. 葬儀施行費用
祭壇や棺、遺影、安置費用、搬送費など、葬儀を行うための基本的な費用です。全体のなかでも大きな割合を占めます。

2. 式場の使用料
葬儀場や火葬場の利用にかかる費用です。公営施設は安価ですが、民間施設は利便性やサービス内容が充実している分、やや高めの傾向があります。

3. 参列者へのおもてなし費用
返礼品や会葬礼状、告別式後の食事などにかかる費用です。参列者の人数に応じて変動します。

4. 寺院などへの謝礼
読経料や戒名料のほか、車代や御膳料などが含まれます。宗派やお付き合いの深さによって金額は異なります。

無宗教形式で行う場合はこれらの寺院関係の費用が不要となり、さらに総額を抑えることも可能とされています。

 

一日葬のメリットや注意点

ここまで一日葬の流れや費用について解説してきました。

以下では、一日葬のメリットや注意点を紹介します。

 

●メリット

一日葬には、従来の葬儀と比べて遺族の負担を軽減しつつ、しっかりとお別れの時間を持てるという特徴があります。

主なメリットは以下の3つです。

1. 時間的な負担を抑えられる
一日で葬儀から火葬までを行うため、2日間にわたる準備や参列者対応の必要がありません。高齢のご家族や遠方から参列する方にとっても、体力的・日程的な負担を減らせます

2. 通夜にかかる費用を削減できる
お通夜を省くことで、通夜振る舞いの料理代や会場費、人件費などを節約できます。結果として、全体の葬儀費用を抑えることが可能とされています。

3. 直葬よりもお別れの時間を持てる
一日葬は、告別式を通して僧侶の読経やお花入れなどを行い、故人さまと向き合う時間を確保できます。直葬のように火葬のみで終える形式よりも、ゆっくりと感謝や別れの気持ちを伝えられる点がポイントです。

 

●注意点

一日葬は費用や時間の負担を抑えられる反面、いくつかの注意すべき点もあります。トラブルを防ぐためにも、以下のポイントを事前に確認しておくことが大切です。

1. 参列者対応が慌ただしくなる可能性がある
一日葬では葬儀、告別式、火葬を同日に行うため、参列者の対応が一度に集中します。人数が多い場合はスケジュールが詰まり、慌ただしい印象を与えてしまうことがあります。参列希望者が多いと予想されるときは、二日間に分けて行う一般葬の方が適している場合があります。

2. 菩提寺や親族への理解が必要
一日葬を受け入れないお寺もあり、無断で形式を決めると納骨を断られるケースもあります。必ず事前に菩提寺へ相談し、了承を得ましょう。また、親族のなかには伝統的な葬儀を重んじる方もいます。一日葬を選ぶ理由を丁寧に説明し、理解を得ておくことが重要です。

3. 会場費用が想定より高くなることもある
お通夜を省略しても、ご遺体を前日に会場へ安置する場合は、使用料が二日分かかることがあります。葬儀社と契約する前に、利用日数や料金体系をしっかり確認しておきましょう。

4. 弔問対応が増える場合がある
お通夜がないため、葬儀に参列できない方から後日に弔問の申し出を受けることがあります。弔問が多いと遺族の負担が増えるため、できれば日程を調整し、対応できる範囲をあらかじめ決めておくとよいでしょう。

 

一日葬についてのまとめ

ここまで一日葬についてお伝えしてきました。一日葬の要点をまとめると以下のとおりです。

  • •一日葬は、通夜を行わず、葬儀、告別式、火葬までを1日で執り行う形式の葬儀を指す
  • •一日葬の費用は、全国的な平均では約45万円前後(火葬料を含む)といわれており、一日葬は費用を抑えやすいとされている
  • •一日葬のメリットには、時間的な負担を抑えられたり、通夜にかかる費用を削減できたりする。注意点には、参列者対応が慌ただしくなる可能性や、菩提寺や親族への理解が必要な場合が挙げられる

一日葬は、従来のように二日間にわたって行う葬儀と比べて、準備や日程調整の負担が少なく、心身の疲労を抑えながら故人さまを見送ることができるのが特徴です。「家族や参列者の負担を減らしたい」「費用を抑えつつもきちんとお別れをしたい」という想いから、一日葬を選ぶ方が多い傾向にあります。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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